水泳の五輪で2大会連続で2冠を達成した、
水泳会のキング・北島康介がついに現役引退を表明しました!
リオ五輪をかけて臨んだ本日4月8日の選考会で、
200M男子決勝を2分9秒96の5位に終わり
5大会連続の五輪出場を逃しました!
残念です!!
「悔いは残っていない。真剣勝負はこれで終わりです」
「最後まで自分の攻めのレースはできたのではないかと思うので、悔しいけれどやりきった感でいっぱい。」
最後に北島らしいコメントですね。
2000年シドニー、2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドン
と大舞台で活躍して時代を築いた
北島康介の名語録を紹介してみたいと思います。
2004年8月アテネ大会 「チョー気持ちいい」 21歳
アテネ五輪100M平泳ぎで金メダル獲得後の名語録。
男子100M平泳ぎ決勝で世界記録のハンセン(米国)を退け、
1分0秒08のタイムで優勝!
競泳では92年のバルセロナ大会のあの岩崎恭子以来、
さらに男子では88年ソウル大会の鈴木大地以来となる
日本の金メダルであった。
同200Mでも2分9秒44で金メダルを獲得して2冠を達成しました。
今大会で北島康介は男子400Mメドレーリレーと併せて
なんと3個のメダルを獲得し一躍スターダムとなった!
レース後のインタビューで
「チョー気持ちいい、鳥肌ものです」とコメントしました。
なお、
「チョー気持ちいい」はこの年の流行語大賞を獲得しましたね。
2008年6月ジャパンオープン 「泳ぐのは僕だ」 25歳
北京五輪の壮行を兼ねたジャパンオープンで
北島康介は英スピード社製水着レーザーレーサー騒動に反論して
「泳ぐのは僕だ」と書かれたTシャツを着て登場したことで話題になりましたね。
スピード社製の水着があまりに良すぎて日本記録がバンバンでており、
勝つためにはミズノ社ではなくスピード社の水着を着る必要があったが、
実際はスポンサー契約しているミズノ社との契約もあり、
選手たちがジレンマを起こすという事態がありました。
世論的にも、、
速さを求めるならスピード社の水着の着用が必要
という答えが出ていた。。
そんな騒動の中で、北島康介は
選手、会社、水泳業界を慈しむ気持ちから、
「泳ぐのは選手だ。」という、皮肉にも似た強いメッセージを発信したんですね。
2008年北京大会 「何も言えねえ」 25歳
男子100M平泳ぎ決勝で金メダルを獲得した時の名語録。
レース後に涙を流しながら、声を詰まらせ感激に浸りながら
絞り出すような声で「何も言えねえ」というコメントを残しました。
後のインタビューでは、
「このとき、お世話になった方々への感謝を口にしようとしていたが、
こみ上げてくる思いで言葉が出なかった」という内容のコメントをしていた様です。
ほんと感無量といったところでしょうか。
日本を背負って立つ責任感からくる重圧などもあったのでしょうね。
なお、
同大会の当種目では世界新記録となる58秒91のタイムで優勝。
2004年大会に続き同種目を2連覇したのは史上初の事でした!
競泳種目で2大会連続で金メダルを獲得したのは
日本人ではなんと76年ぶりのことでした。
なお200Mの決勝も2分7秒64で制して金メダルを獲得した。
なんと五輪での2大会連続2種目制覇という偉業を成し遂げました。
これは日本人では初、平泳ぎ種目では世界初とのことでした!
さらに男子400Mメドレーリレーでも銅メダルを獲得して
アテネに続き3個のメダルを獲得しました。
2012年4月日本選手権 「29歳しんどかった」 29歳
日本選手権を制して4大会連続の五輪出場を決めた時の
北島康介のコメントです。
2012年のロンドン五輪では男子平泳ぎ100Mで5位、同200Mで4位と
個人でメダル獲得にはならなかったが、
メドレーリレーで銀メダルを獲得して、
3大会連続のメダルを獲得しました!
レース後のインタビューでもチームメイトから名言が飛び出しましたね。
「康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかないぞ」
レース後のインタビューで松田丈志選手が言ったこのコメントも話題になりました。
長年日本競泳界を引っ張ってきた北島に対する後輩達の思いがよく伝わってきますね。
この年の新語・流行語大賞にノミネートされ、トップテンに選ばれました。
2012年5月 親友の急死 「涙が止まらないよ」 29歳
長年の親友でロンドン五輪でライバルとなるはずであった
ダーレオーエンが急死!
自身のツイッターに「涙が止まらないよ」と胸の内を明かしました。
また、
ロンドン五輪で初泳ぎの感想を聞かれ、「この震えが心地いい」
とのコメントもありました。
2016年4月8日 日本選手権 「この興奮を2度と味わうことはない」 33歳
5年連続の五輪出場をかけて臨んだ
リオ五輪選考会で敗退。
その後北島康介は次のコメントを残して引退を決めました。
「(真剣勝負は)これが最後。この興奮を2度と味わうことはない」
日本の競泳会を牽引し続け、
また常に注目のコメントを残し、
記録にも記憶にも残る選手でした。
北島康介選手、本当にご苦労様でした!